世界チャンピオンになる人のマインドの話
僕はホストクラブの新人の時に先輩のお客さんから「あなた ダンスは踊れるの? 歌は歌えるの?」と聞かれ、どちらもできないので、「それで よくホストなんてやってるはね」と言われた過去の経験がありましたから少しずつ、社交ダンスを踊れるようにしていきました。
まぁ よく考えると芸のできない芸能人も沢山、いるかと思うのですけどね。
ホストクラブの適当な遊びのダンスから30代になって将来の不安もあり本格的な社交ダンスを覚えようと思いました。
それならダンス教室で仕事をすれば覚えられると思い 昼間から夜はダンス教室 夜中はホストクラブで仕事をしていた時代がありました。
店の社長からたのまれて新人のホストに会費をもらいダンスを教えていた時もあります。
その後にタクシードライバーの仕事をするのですが、会社の野球部に入り仲間と野球を楽しむのもあきたので、社交ダンスを再開しました。
ダンスが上手くなるには、競技会にでて皆と競い合うのが上達の近道だと思い ダンスパーティで知り合った女性とカップルレッスンをする事になります。
ダンスの練習場に席をおいている先生で元 アマチュアのシニアで世界チャンピオンになり日本では10年連続のアマチュアチャンピオンだった凄い先生がいたので、お願いして5年くらいレッスンを受けていました。
今はコロナウィルスの為にレッスンをやめていますが、先日にその先生からメールが入り「お元気ですか? コロナウィルスの問題で社交ダンス界も大変な事になっています。頑張って下さい」とのはげましの言葉を頂きました。
元世界チャンピオンの先生からの「頑張って」はなかなか強力なものがあります。
約5年くらいその先生に習って世界チャンピオンになる人はどんな考え方をしているのかなぁと僕なりに感じた事を書いてみたいと思います。
これは自己啓発を学ぶうえでも、ヒントになるかなぁと思います。
その先生は男性で今は60代ぐらいだと思います。日本がバブルの1番 景気の良い時代にアマチュアダンス界では頂点にいたダンサーだと思います。
お話によると ご両親もダンスの先生でお母さんのお腹の中にいた時からダンスを踊っていたそうです。
僕が思う事は2つあります。1つは 物凄く純粋に誰よりもダンスを愛していると思います。毎日 四六時中ダンスの事を考えていると思います。
テレビのフィギュアスケートを見ても社交ダンスの観点で見ると思います。
身体を常に柔らかくストレッチをしたり姿勢もキチン背すじを伸ばししているのを心がけていて、ゆっくりするのは寝ている時だけだとおっしゃっていました。
次に2つ目は、常識を超えた考え方をしている事です。社交ダンスのルールを全く無視した踊り方をする時があります。もちろん危険な事とかではないです。
日本人の真面目なルールに従う踊りではないです。どちらかというと外人さんの感覚があると思います。
だからあまり身長がないのに180センチ以上もある外人さん達を打ち破って世界チャンピオンの座に輝いたと思います。
見ているお客さんやジャッチ(審査員)を驚かせて目を釘付けにする事が好きみたいです。
簡単に2つの事をまとめると だいだい大好きになってやる事と 常識の枠を超えた考え方だと思います。
僕とは大きな違いです。僕は職場の男の人から社交ダンスをして女性と知り合える? いい女はいる?と聞かれたら、
踊る時にズボンの右ポケットにピンポン玉をいれておくといいよとか間違っても野球のボールはいれないでね、女性がびっくりして失神するからねとか冗談を言う人間です。
いい女どころか 最初は顔面シワクチャのおばちゃんからボロクソに言われるよ なんて言ったりもします。
でもこれはまんざら嘘ではないです。社交ダンスは最初は男は大変なんです。
ステップを覚えたり女性をリードしないといけないですから、女性がみんな やさしいとは限りません。
上手な男性としか踊らない女性は、自分の事をタナにあげてリードが下手だから踊れないと男のせいにしてきます。
顔面シワクチャはジョークとしてもです。
プロの男の先生は女性のお客さんを踊らすのはお手のものですから、
女性のお客さんの体重が何パーセントが右足に乗って左足何パーセント乗っているとか女性のステップを知りながらリードしますし、
女性が足を床につく瞬間をみはからってクルット回転させて その後に女性の正面に回りこんで、踊りますから、女性のお客さんは上手く踊れたような錯覚をします。
だからホテルのパーティのデモに出演する時に3分くらいのダンスに女性のお客さんは男の先生に6万〜8万くらいのお金を払うのです。
こう言ったダンス業界も現在のコロナウィルスの問題で大変な事態になっています。
しかし世の中の歴史を見て思うのが時代はだんだんと良くなっていると思います。
電気 ガス 水道も昔はなかったのに今はあります。馬車から自動車になり、固定電話から高性能のスマホになりました。
これからもっと便利な時代になるジャンプをする為の両足を屈伸して曲げている状態だと思います。
できない事は後回しにして 今できる事をやるだけです。
これから変わる世の中に対処のできるように学んでいくのが重要だと思います。