ウサギとカメの話から お笑い芸人みたいなホストの話

ウサギとカメの話から お笑い芸人みたいなホストの話

ウサギとカメの話と聞くとウサギとカメがかけっこの競争をして足の速いウサギは、足の遅いカメをバカにして途中で休んでしまいカメに抜かれる話です。

コツコツと努力を続けましょうと言う教訓かなぁと思いますが、こんな事はめったに起こりません。

自己啓発的に考えると苦手な勝負をしてはいけないです。

カメはウサギと水泳で勝負しましょうです。

人間は神が作った物です。だから価値があるのです。

あなたにも何か良い物が必ず１つや2つはあるのです。長所もあるし欠点も良い方向に変えてしまえばいいのです。

たとえば、ディズニーランドの仕事としたなら明るい人はイッツ・ア・スモールワールド　暗い人はホーンテッドマンションの係員の仕事とかです。

僕がホストクラブの仕事をしている時代にお笑い芸人みたいな面白いホストさんがいたのです。

仮に名前を二郎さんとしましょう。古いたとえで申し訳ないですがコント５５号の坂上二郎さんに似ている感じです。

お客さんのテーブルで　ナンバー１のホストと二郎さんの似合う物はという話になりました。

ナンバー１のホストは　『レミーマルタン　ベンツ　羽毛布団』です。

二郎さんはというと　『焼酎　徒歩　ゴザ』なんて話で盛り上がりました。

二郎さんの好きな言葉は　『もらう　拾う　タダ』

嫌いな言葉は『払う　おごる　落とす』だそうです。

ホストクラブでは、お客さんに楽しんでもらう為に自分をどのように売り込むかが大事です。

二郎さんはホストクラブで生き残る為に３枚目を貫き通しました。

最初にお客さんのテーブルに座ると二郎さんの会話のパターンがありました。

初めての女性のお客さんですとおどけて「どちらのモデルさんですか?」と聞きます。

もちろん　お客さんはキョトンとしています。

次に「おじさんねぇ〜　青森から東京に歌手になろうとでてきたの　そしたらぁさぁ〜　カスになったよ」

「おじさんさぁ～　悩みがいっぱいありすぎて、何から悩んでいいのか悩んでしまうよ。」

「自殺をしようと思ってロープを買おうと思ったけどロープを買うお金がなくて買えなかったよ」とかです。

水割りをぐ〜っと一気に飲みほすとガラガラ声で「あ〜調子が悪い　もう1杯」そして飲むと「あ〜も〜限界　もう1杯」と空になったグラスを差し出して売り上げに協力します。

「おじさんねぇ〜　夜が怖いの奥さんから求められるのが、だから仕事にくるの(独りで住んでる人ですからウソです)」

「こないださぁ　奥さんから『二郎きて〜』って言われたから、ヨシ行くぞってパンツを脱いだら　パンツのゴムにチンチンがこすれていっちゃたよ〜」とギャグを連発します。

あげくのはてには店が終わると お客さんの前で「あ〜暑いなぁ〜」と言って自分のカツラを頭から外してうちわがわりにあおぐ始末です。

その方は僕がホストの現役中に お店を辞めて田舎に帰りました。

多分　居酒屋か何かを経営して今までのようにお客さんを楽しませているのだろうと思います。

人生を公園を散歩しているとたとえましょう。

綺麗な花を見て「わ〜綺麗だなぁ〜　素敵だなぁ〜」と思います。

そこに犬のうんこがあったとします。じ〜っとながめて観察したり　そのうんこの事を人に話さないと思います。

しかし人生ではテレビの暗いニュースや自分に嫌な事をする人を思ったりとか 話たりして、綺麗な花の事を考える時間がなくなっている人が多いと思います。

無駄な努力をしても駄目ですけど　考え方を変える努力はしたほうが良いと思います。

人間はほっておくと 暗い事を考えがちです。

あなたの回りで不平　不満　愚痴　悪口を言う人もいると思います。

そこをちょっと努力して プラスの事を考えたり 話す言葉を少しずつでも変えていくだけで、あなたの人生は良い方向に歩きだすと思います。

楽しい事を考える時間を多くもちましょう。