自殺についてと中学時代に亡くなった友達の話
最近 芸能人の自殺のニュースがあるみたいです。これも100パーセント真実かどうかはわかりませんが、芸能人の影響力は大きいので あとおい自殺の防止の為に命の電話の番号が付け加えられています。
ある本で自殺について書いてあった事は、仮に80歳まで生きる人が20歳で自殺をしたならば、その後の80歳までの60年間を暗くて寒い地獄のような場所でじっとしていなければいけないと言う話でした。
辛くて死にたいと思い自殺をして楽になりたいのに もっと辛くなるのなら自殺は絶対によくないという意味なのでしょう。
テレビは何回も自殺のニュースを流します。それによって『自殺』という言葉が頭によぎり行動する人もいるかもしれません。
それでもテレビは責任をとりません。テレビは視聴率をとります。
僕は若い頃に刑務所に入ってしまったり、ヤクザともめてしまったり、部屋の電気やガスや水道が止まってしまう貧乏な時がありました。
ステレオをかかえて質屋でお金を借りた事もあります。西新宿の高層ビルが建っている場所に住んでいました。
でも40年前ですから3畳ひとまの家賃が1万円のアパートです。
ここから歌舞伎町のホストクラブまで歩いて通っていました。
深夜の仕事を終えて昼間に寝ていると「トン トン トン」とノックの音がします。女性が遊びにきました。ガラガラガラっと扉を横に開けると
そうです 昼間に皆がいないので、誰にも相手にされない大家さんの家族の80歳くらいの小柄なおばあちゃんです。
開いた扉にひざをはさんで、息子さんにハワイに遊びに連れていって貰った事を何度も何度も何度も聞かされました。(笑)
また、寝ているとトントンとノックの音がしてガラガラと扉があき 「誰かいるか?」と今度は低音の男の人の声です。
横に寝ている僕の片耳に息を吹きかけてくるのです。僕は動く事ができない状態です。
今度は金縛りです。古いアパートでしたから何があってもおかしくないです。
仕事に行く前に近くの銭湯にいきます。ある日に脱衣場の鏡にオッパイが見えました。
なんで男湯に女性がいるのかなぁと顔を見ると ややごつめの顔のゲイボーイでした。
おチンチンがついているので男湯なんでしょう。
そんな環境でしたが 僕はホストで成功をしたいという夢と希望がありましたから、頑張る事ができました。
僕が中学時代にM君といって心臓が悪いという病気の友達がいました。彼は心臓が悪い為に顔色も悪く唇や爪の色も紫でした。
それでも彼は元気になってパイロットになりたい夢を語っていました。体育の時間は心臓が悪い為に運動ができないので見学です。
僕は運動は得意でしたから、校庭を何周もまわる中距離マラソンで走っている時にM君はニコニコしながら、僕のほうに何周を走ったかを指の本数で教えてくれました。
身体が健康になったらスポーツを教えて下さいという年賀状を頂いた時もありました。
中学3年の秋頃にM君は心臓の手術が上手くいかずにこの世を去る事になります。教会で彼の葬儀が行われました。
制服を着た女子生徒は泣いていました。僕はその頃に知っていた歌でトワ・エ・モアの『誰もいない海』が頭の中で何度も何度も流れました。(辛くても辛くても死にはしないと)という歌詞があります。
この時に高校で野球を頑張ろうと心に決めました。
あなたも何かの出来事で決断をした事があると思います。
生きたいのに生きられない人もいるのです。
だから自殺なんてもったいない事だと思います。
余談ですが、お墓参りやお線香をあげる以外にも、亡くなった人の生前の事を思い出すのもその人の供養になるそうです。
今 あなたも僕も今日に生きているのは、祖先の人達や亡くなった知人のバトンを受けとっているのです。
命が無くなったらやりたい事もできません。
そう考えると命があるだけでみっけもんです。たいがいの事はできると思います。
仮にガケ山を登っているとしましょう。手と足の届くところに伸ばせばいいのです。手や足の届かないところに無理をして伸ばすと下に転落します。
今日にできる事をやるだけの繰り返しが年月がたった時に凄い事になるのです。
じみ〜〜なぁ事をコツコツ続けるだけです。